無料クレジット・開発支援まとめ
日本の個人開発者向けに、AI・クラウド・OSSなどの支援を「で、私は何をしたら使えるの?」で整理した常設ページです。
このページについて
制度名と金額を並べるページではありません。実際に支援やクレジットを受け取るまでに、何を作り、何を準備し、どこまで育てる必要があるかを見ます。
想定読者は、会社員の副業・趣味開発、個人事業主、1人〜少人数の開発です。VC調達済みスタートアップ向けの大型枠は、末尾で短く触れます。
もらうまでの距離
おすすめ度や採択されやすさではありません。申請できるまでではなく、実際に支援を受けるところまでの準備量です。
- 🟢 近い登録や簡単な準備で、実際に支援・無料枠を受けられる
- 🟡 少し準備公開プロダクトや事業情報などを整えたうえで申請し、支援を受けられる
- 🔴 育てる必要あり利用者やOSS運営などの実績を育ててからでないと、実際の支援に届きにくい
比較一覧
金額順ではありません。詳細は各制度名から飛べます。
| 制度 | 何がもらえる | どんな人向け | 距離 |
|---|---|---|---|
| さくらのAI Engine(基盤モデル無償プラン)AI API | 国内推論APIの月次無料枠 | 日本でAIを試したい個人開発者 | 🟢 近い |
| AWS Activate Foundersクラウド | 最大 $5,000 のAWSクレジット(最初は $1,000) | 自前でサービスを出している・出そうな人 | 🟡 少し準備 |
| Cloudflare for Startups($10k / Bootstrapped)クラウド / AI | $10,000 クレジット(1年)ほかセキュリティ特典 | 独自ドメインでプロダクトを出している人 | 🟡 少し準備 |
| Neon Credits for Startups(Self-Funded)DB | 最大 $1,000 のNeonクレジット | PostgresでMVPを出している/出す人 | 🟡 少し準備 |
| Microsoft for Startupsクラウド | Azure Startupクレジット(成長に応じて拡大) | 自社ソフトを作る営利のスタートアップ | 🟡 少し準備 |
| PostHog for Startups分析 / プロダクト基盤 | $50,000 クレジット(12か月)+ パートナー特典 | 独自ドメインがあり、公開プロダクトを伸ばす人 | 🟡 少し準備 |
| GitHub SponsorsOSS支援 | スポンサーからの継続・単発の支援金 | OSSに継続貢献している個人 | 🔴 育てる必要あり |
| Sentry for Open SourceOSS支援 | OSS向け無料の高枠Sentryプラン | 公開OSSを運用しているメンテナー | 🟡 少し準備 |
| Neon Open Source ProgramOSS / DB | 年間最大 $5,000 のNeonクレジット + 広報支援 | Postgres前提のOSSを育てている人 | 🔴 育てる必要あり |
| OpenAI Codex for Open SourceAIコーディング / OSS | ChatGPT Pro(Codex)6か月 + APIクレジット等 | 広く使われるOSSのコアメンテナー | 🔴 育てる必要あり |
🟢 近いAI API
さくらのAI Engine(基盤モデル無償プラン)
ひとことで:これは日本で国内AI APIを、審査なしですぐ試したい人向け
どうしたらもらえる?会員登録 → さくらのクラウド作成 → クレジット登録 → API利用開始
審査付きの「支援制度」ではなく、公式に用意された無償プラン。さくらインターネットの会員IDを作り、さくらのクラウドのプロジェクトを作成すると、コントロールパネルから推論APIを使える。審査フォームに事業計画を書くタイプではない。
🟡 少し準備クラウド
AWS Activate Founders
ひとことで:これは公開サービスがあり、AWS代をクレジットで抑えたい人向け
どうしたらもらえる?Builder ID作成 → Founders申請 → スタートアップ情報入力 → AWSアカウント連携 → 審査
VCやアクセラレーターのOrg IDなしで応募できる自己資金向け枠。公式によると、まず $1,000 から始まり、選ばれた参加者が最大 $5,000 まで追加される可能性がある。会社サイト(または公開プロフィール)と、有料プランのAWSアカウントが必要。
🟡 少し準備クラウド / AI
Cloudflare for Startups($10k / Bootstrapped)
ひとことで:これは独自ドメインでプロダクトを動かしていて、Workers等の利用料を抑えたい人向け
どうしたらもらえる?Cloudflareアカウント作成 → 支払い方法登録 → 事業サイト・独自ドメインメール準備 → 申請 → 審査(目安48時間)
資金調達なし/調達額 $1M 未満向けの $10k 枠。Workers、D1、R2、Workers AI などの利用料に使える。個人ブログや受託・コンサル専業は対象外と明記されている。ドメインに紐づくビジネスメールが必要で、Gmailだけだと通りにくい。
🟡 少し準備DB
Neon Credits for Startups(Self-Funded)
ひとことで:これはPostgresのMVPがあり、Neonの利用料クレジットが欲しい人向け
どうしたらもらえる?Neonアカウント作成 → Self-Funded申請 → 審査 → クレジット付与
投資家なしでも応募できる自己資金枠。早期ステージのプロダクト/MVPを作っていることが条件。VC枠(最大 $200K)とは金額も条件も別。数営業日で返信、と公式にある。
🟡 少し準備クラウド
Microsoft for Startups
ひとことで:これは自社ソフトを持つ営利スタートアップで、Azureを本格利用したい人向け
どうしたらもらえる?startups.microsoft.com で申請 → Azureアカウント設定 → 審査中もクレジット利用開始 → 進捗に応じて枠拡大
Investor Networkの紹介コードなしでも申請できる。自社所有のソフトウェアプロダクトを持つ営利企業向け。シリーズC以降や受託・代理店は対象外。承認後はAzure Portalから特典を管理する。
🟡 少し準備分析 / プロダクト基盤
PostHog for Startups
ひとことで:これは会社ドメインで公開プロダクトを伸ばし、分析基盤の費用を抑えたい人向け
どうしたらもらえる?会社ドメインメールでPostHog登録 → 有料プラン設定(利用課金) → スタートアップ申請 → 条件適合ならクレジット付与
設立2年未満・調達 $5M 未満が条件。Gmail等の個人メールは自動却下。会社ドメインのメールが必須。YC向けは別枠でスタック不可。
🔴 育てる必要ありOSS支援
GitHub Sponsors
ひとことで:これはOSSを続けていて、コミュニティから支援金を受け取りたい人向け
どうしたらもらえる?OSS貢献 → Sponsorsプロフィール作成 → 銀行・税務情報 → 2FA → 公開 →(その後)スポンサー獲得
日本は受取対応地域に含まれている。OSSへの貢献(コード以外のIssue対応なども含む)があれば、スポンサー付き開発者になれる。ただしプロフィールを開けただけでは支援は届かない。実際の支援金は、スポンサーが付いて初めて受け取れる。
🟡 少し準備OSS支援
Sentry for Open Source
ひとことで:これは公開OSSを運用していて、エラー監視を無料で厚くしたい人向け
どうしたらもらえる?OSSを公開(Apache/MIT等) → 申請フォーム提出 → 審査 → Sponsorship Plan付与
友好的なライセンス(ApacheやMITなど)のOSS向けに、エラー監視などのBusiness機能付きプランを無料提供する制度。スタートアップ向けクレジット(最大 $5,000)とは別。
🔴 育てる必要ありOSS / DB
Neon Open Source Program
ひとことで:これはPostgres系OSSを育て、Neon連携まで案内できる人向け
どうしたらもらえる?OSS公開(自ホスト可能) → Postgres利用 → Neon連携のドキュメント整備 → 申請 → 審査
単なるDB無料枠ではなく、Neonをユーザーに案内できるOSS向けプログラム。自ホスト可能なOSSライセンス、Postgres利用、Neonでの使い方ドキュメントや例が初期条件。まだNeon未利用でも応募可だが、連携済み/連携計画が明確なものが優先、とFAQにある。
🔴 育てる必要ありAIコーディング / OSS
OpenAI Codex for Open Source
ひとことで:これは広く使われるOSSのコアメンテを続けている人向け
どうしたらもらえる?広く使われる公開OSSを継続メンテ → コアメンテナーとして申請 → 審査 → Pro / クレジット等付与
OpenAI for Startups(VC経由のAPIクレジット)とは別。OSSメンテナー向けに、Codex付きChatGPT Proを6か月、条件付きでCodex Security、PRレビュー等に使うAPIクレジットなどを提供する。広く使われる公開プロジェクトのコアメンテナー向けで、条件に厳密に当てはまらなくても事情を書いて応募してよい、と公式にある。
よく紹介されるが、このページの主な読者には遠い制度
「なぜ載っていないの?」への短い回答です。条件が合う人には有益でも、一般的な個人開発者の入口にはしません。
- OpenAI for Startups(APIクレジット)
APIクレジットや強化サポートの本命ルートは、対象VCパートナー経由。個人開発者が単体で取る前提の制度ではない。
最終確認日:2026年9月23日
- Claude for Startups(クレジット付与条件)
コミュニティ参加自体は広く開いているが、クレジット等の追加特典は機関投資家からのエクイティ調達などが条件、と公式FAQにある。
最終確認日:2026年9月23日
- AWS Activate Portfolio
アクセラレーターやVCなどActivate ProviderのOrg IDが必要。Founders枠とは別物。
最終確認日:2026年9月23日
- Google for Startups Cloud Program(Scaleなど大型枠)
大型クレジットはVC調達前提。Start枠も「まもなくVC調達を計画」など、趣味・副業の個人開発とは距離がある。
最終確認日:2026年9月23日
- さくらインターネット Link up
法人登記済みに加え、VC/エンジェル出資やアクセラレーター参加などが条件。個人の無償API枠(さくらのAI Engine)とは別。
最終確認日:2026年9月23日
- Neon Credits(Venture-Backed)
調達 $1M 以上または認定アクセラレーター参加が目安。Self-Funded枠とは別。
最終確認日:2026年9月23日
- Vercel OSS Program
影響のあるOSS向けとして有力だが、確認時点で Applications are currently closed。再開したら再検討したい。
最終確認日:2026年9月23日
条件・金額・期限は変わります。応募前に必ず公式ページを再確認してください。このページの掲載情報の最終確認日は2026年9月23日です。無料枠そのもの(各サービスのFreeプラン)は、制度ではないため一覧の主役にしていません。