ChatGPTの返事にボタンが出ないとき、見る順番はモデル、思考量、アプリ
GPT-6のIntelligent UIは、思考量や見ているアプリで出る条件が分かれる。無料プランの既定モデルは、10月7日の発表がGPT-6 Luna、10月11日に確認したヘルプがGPT-5.6 Lunaと書いており、文書の食い違いと、自分のアカウントへの到達は別に見る。
この記事は2026年10月11日時点の情報をもとにしています。その後の状況の変化は原則として反映していません。
ChatGPTにGPT-6と、Intelligent UI(回答内に表示される、操作できるボタンや図、計算ツール)が加わった。質問に応じて、それらが回答の中に出る。
GPT-6を使っていても、必ず出るわけではない。モデル、思考量、見ているアプリで条件が分かれる。無料プランについては、OpenAIの発表とヘルプで、既定モデルの説明が食い違っている。
この記事では、公式の文章をもとに、Intelligent UIが出る条件と、出ないときの確認順を分ける。
先に結論
出る条件は、下の表のとおりだ。 ボタンを出すための特別な指示文は、ヘルプでは不要だと書いている。
無料とGoで分けたいのは、文書の食い違いと、自分のアカウントに届いたかどうかだ。10月7日の発表は、チャットをGPT-6 Lunaへ置き換える、と案内している。10月11日に確認したヘルプは、既定モデルをGPT-5.6 Lunaと書いている。到達の有無は、自分のモデル表示で判断する。発表もヘルプも、全アカウントの到達状況は書いていない。
何が起きたか
発表(2026年10月7日付)は、その日のうちにPlus、Pro、Business、Enterpriseのチャットへ世界向けの順次提供を始め、翌日からFreeとGoへ広げる、と書いている。有料側のチャットはGPT-6 Sol、無料とGoはGPT-6 Lunaで、どちらも日常の会話向けだ。Enterpriseは職場の管理者設定による。対象はチャットで、WorkとCodexを動かしているモデルは、このリリースでは変えない。
同じ日付のシステムカードは、無料を含む全世界のChatGPTで、チャット上のGPT-5.6 SolとGPT-5.6 Lunaを置き換える、と書いている。CodexとChatGPT WorkでGPT-6 SolとGPT-6 Lunaを使っている場合は、9月の版のまま、とも分けている。
発表が例にしているのは、人数を入れると買い出しの分量を計算し直す献立、部品を押すと説明が切り替わる自転車の図、貯金の計算ツール、割り勘ツール、チャット画面の中でそのまま遊べるゲームだ。比較は横並び、説明は図を動かした方が分かりやすい、という判断もモデル側がする。文字だけの返事が一番役に立つときは、文字で返す、とも書いている。部品は生成の途中から順に出て、返事そのものも、考え終わる前から始められる。
その画面はこの記事に載せていない。例は発表ページ上のもので、こちらのチャットでは開いていない。
出る条件
10月11日に開いたヘルプは、更新日を前日と表示していた。Intelligent UIの対応は、そこに次のようにある。
| 条件 | ヘルプの書き方 |
|---|---|
| 思考量 Instant、Medium、High、Extra High | GPT-6を選んでいるとき、対象。Webと、対応している更新済みアプリへ順次出る |
| 思考量 Pro | 対象外。中身はGPT-6 Proで、モデルはGPT-6 Astra |
| Web | 対象 |
| スマホアプリ | 最新版へ更新する |
| Mac / Windowsのデスクトップアプリ | 従来のアプリは非対応。Webを使う。更新すれば出る、とは書いていない |
| ChatGPT Work / Codex | 今回のリリースでは、そこを動かしているモデルは変えない |
思考量をいくつ選べるかは、別の表だ。
| プラン | MediumとHigh | Extra High | Pro |
|---|---|---|---|
| Plus | 付く | 付かない | 付かない |
| Pro、Business、Enterprise | 付く | 付く | 付く |
| 無料とGo | 付かない | 付かない | 付かない |
Plusに付くMediumとHighは、Intelligent UIの対象として書かれたInstantからExtra Highの範囲に入る。Proプランで思考量をProにすると、対象外のAstra側に移る。
モデルメニューに出る名前は「GPT-6」で、Solとは表示されない。別枠の使用量はなく、今のモデル、ツール、プランの上限がそのままかかる。ひとつの会話の見た目を変えても、ほかの会話は変わらない。
Webの設定で Layout and visuals を切ると、視覚要素は減る。一部は残ることがあり、文字だけの表示には戻らない。この項目の日本語名は、英語のヘルプでしか確認していない。Enterpriseでは、新しい思考量の操作がワークスペースに届くまで、今までのモデル選択のままのことがある。
無料は、文書の食い違いと、届いたかを分ける
ここに書くのは、OpenAIの文章どうしの差だ。無料アカウントを開いて、届いているかを数えた結果ではない。
発表(10月7日)は、翌日からFreeとGoへ順次提供を広げる、と書いている。無料とGoのチャットのモデルはGPT-6 Lunaだ。その日に全アカウントが切り替わる、とは書いていない。システムカード(同日)は、チャット上のGPT-5.6 Lunaを置き換える、と書いている。置き換えが終わる日は書いていない。
ヘルプ(10月11日に確認。更新表示は前日)は、別のことも書いている。
- GPT-6のチャットへの提供先として挙げているのは、対象のPro、Plus、Enterprise、Business
- 「Why don’t I see GPT-6?」への答えは、有料アカウントへ順次提供している、というものだ。メニューにGPT-6がなければ、まだ届いていないことがある。職場のワークスペースなら、モデルの利用権限も見る
- 無料とGoの既定モデルはGPT-5.6 Luna。ThinkもGPT-5.6 Lunaで、GPT-5.6 Solではない
- 上の思考量表では、無料とGoにMedium、High、Extra High、Proは付かない
画面がGPT-5.6 Lunaでも、ヘルプの記述とは一致する。画面がGPT-6でも、発表の順次提供とは一致する。今の自分のアカウントがどちらかは、メニューの表示で見る。届いていない理由を、ヘルプは無料向けには書いていない。
Intelligent UIの条件は「GPT-6を、InstantからExtra Highで使っているとき」だ。メニューがGPT-5.6 Lunaのままなら、この条件の外にいる。それはヘルプが書く既定どおりの状態で、発表の移行が止まっていることの記録にはならない。
出ないときに見る順番
- モデル表示を見る。名前はGPT-6で、Solとは出ない。有料プランでGPT-6がなければ、順次提供の途中か、BusinessとEnterpriseなら管理者のモデル権限も条件に入る。無料とGoは、前の節のとおり文書が二つあるので、画面の名前をそのまま読む
- GPT-6があるなら、思考量を見る。Proなら、表のとおり対象外だ
- MacかWindowsのデスクトップアプリなら、同じアカウントをWebで開く
- スマホなら、アプリを最新版にする
- ここまで揃って文字だけなら、発表が書いているとおり、文字の返事が選ばれた場合がある
現時点で分からないこと
- 無料とGoの各アカウントが、いつGPT-6 Lunaに替わるか。文書には開始と既定の説明があり、到達状況の一覧はない
- 日本語の設定で、Layout and visuals がどの項目名か
- デスクトップアプリの次の版で、Intelligent UIが付くか
- 発表の例と同じ画面が、日本語のチャットで出るか。こちらのアカウントでは開いていない
出典
2026年10月11日に、次の三ページを再確認した。